夏の名残り、秋の兆し

森のある暮らしのすすめ 2013.04. 8

長かった夏休みも終わり、9月に入りました。

まだまだ暑さも残っていますが、ふと感じる風はすっかり秋。

東山のまわりを歩けば、夏の名残りと秋の兆し、その両方を感じることができます。

 

120905_009.jpg丘の向こうに広がる青空も、どことなく秋の風情です。

 

フードワン横のこぶし公園でも、夏から秋へと、植物たちも少しずつ姿を変えていました。 

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可憐な小さい花を咲かせていた「モモイロシロツメクサ」も花が終わり、種ができ始めていました。

夏の間に背丈を伸ばした「エノコログサ」。
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穂が色づいて、青い空によく映えています。

 

堀之内寺沢里山公園のサトイモ畑の脇には、栗の実がたくさん落ちていました。

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脇に大きな「ヤマグリ」の木があるので、そこから落ちたようです。(高っ!)

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ヤマグリの実は小さいのですが、その分、栽培種よりも甘みがあるので、知る人ぞ知る『秋の味覚』です。
もちろん自然そのままなので、実の中には虫が入ったものも、、、。
召し上がる機会があれば、ご注意あれ。

 

里山公園の奥には、栽培用の栗畑もあり、こちらの栗は実が大きい!

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イガをむくと、こんなにまるまると大きい栗の実が入っています。

120905_016.jpg栗の実は縄文時代から、日本人の主食として食べられてきたほど馴染み深い食べ物です。
さらに食糧としてだけでなく、その固く腐りにくい材は、薪や建材として利用されてきた歴史もあり、栗は秋の風物詩としてだけでない一面を持った有用な植物なのです。

栗畑の横には3段ほどの田んぼがあります。
稲はまだ青々としていていたので、収穫するにはもう少し時間がかかりそうでした。

 

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ちなみに写真の奥に写っている階段を上っていくと、東京森都心につながっています。
住宅地のすぐ裏に、こんなに豊かな里山の風景が残されているんですね。

堀之内寺沢里山公園は、かつての里山の風景を再生した公園なので、畑のまわりに色んな果樹が植えられています。
こちらはザクロ。実がパカッと裂ければ食べごろです。

120905_019.jpg 柿はまだ色づいていませんでした。

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実りの秋まではもう少し。

それでも里山公園では、秋の桜「コスモス」が早々と咲いていたのでした。

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