晩秋の森のリース作り

森のある暮らしのすすめ 2013.04. 8

秋も深まり、森の中には小枝や落葉がたくさん落ちています。

今回は、この晩秋の森ならではの素材を活かした、小さな飾りの作り方をご紹介します。

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晩秋の森は素材の宝庫

散歩のついでに森の中にたくさん落ちている素材を探してみましょう。

乾燥した小枝は、小さな力ですぐに折れてしまうほど繊細な素材です。

なので、曲げたりして使いたい場合は、なるべく水分が残っているものを選びましょう。

木に巻き付いたツル植物を使いたい場合も同じで、なるべく水分が残って弾力があるうちに加工します。

もしすでに乾燥してしまっていたら、一晩水につけておくと弾力が戻り、曲げるといった加工もしやすくなります。

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121121_004.jpgただ小枝を並べておくだけでも、自然の美しい造形を楽しむことができます。

 

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乾燥した細い小枝を木工ボンドで組み合せて、小さな飾りを作ることもできます。

 

ぶきっちょさんでもできる、ミニリースの作り方

用意するもの:ベース用(直径8cm)の麻紐(3m)、ハサミ、葉っぱ付きの枯れ枝、木の実(コムラサキシキブ、ナナカマドなど小さな木の実があれば)

 

1.ベースを作る

麻紐をぐるぐると手で巻いて、直径8cm程度の輪をつくります。(端の一方は2cm程度、もう一方は80cm~1m程度を残す。)

長く残した方を、作った輪の外側にぐるぐる巻いていきます。

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フックをひっかけられるように、一か所だけ、紐を緩く、外側に引いておきます。

最後はこんな感じで、中に入れ込みます。

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2.飾り付ける

拾ってきた小枝や木の実をハサミを使って、パーツに切り分けます。

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ベースにパーツを差し込んで完成。

 

121121_010.jpg小さいリースなので、部屋の入口や洗面所など、ちょっとした空間の飾りに向いています。

枯れ葉や小枝をベースに差し込んでいるだけなので、
散歩の度に拾う新しい素材に簡単に差替えられ、
少しずつ深まる森の表情のような彩りを、暮らしの中に取り入れることができます。

必要なくなった枯れ枝や枯れ葉は、散歩に出た時に森に戻してあげると、微生物の力でゆっくりと土に変わっていきます。

晩秋の森の彩りを使ったリース作り。ぜひ挑戦してみてください。

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