太陽の香り

森+LABO 2014.03.28

こんにちは、森+LABOです。

まだまだ寒い日が続いていますが、なんとなく空気が春めいてきました。
芽吹く前の新芽や花のつぼみや、すでに盛りを迎えた花々の香りが集まって、
枝だけの景色の中でも、どこか春を予感させます。

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春を感じさせる花の代表といえば、沈丁花。
その香りを嗅いで、早春の訪れを感じる人も多いはず。

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嗅覚というのは人の五感のひとつですが、視覚、聴覚、味覚、触覚といった他の4つと異なり、
人の感情をつかさどる大脳辺縁系という場所に直接届き、記憶や感情を呼び覚ます力を持っています。

たとえば沈丁花は庭木として今からよく植えられてきた木ですが、この香りを嗅ぐことで、
小さい頃のこと等懐かしい思い出が蘇ったりするのです。

また香りは感情を司っている大脳辺縁系に働きかけ、周囲にある視床下部や大脳新皮質に伝わり、
視床下部にある自律神経やホルモンの分泌中枢などに影響をおよぼします。

森の中や自然がたくさんあるところに行くと気分がリフレッシュしたり、
ほっとした気持ちになったりしたことがないでしょうか。

森の中にはフィトンチッド (phytoncide) が満ちていて、

フィトンチッドは植物が傷つき、自らを治癒しようとする時に出す成分で、殺菌力を持っています。

森林浴はこのフィトンチッドに接して健康を維持する方法です。
また健康に良いだけではなく、癒しや安らぎを与える効果があります。


そろそろ寒さも緩み、行楽に出かけたくなる陽気も多くなってきています。

山登りとまではいかなくても、家の近くに緑の多い公園や森があったら、

ぜひ冬の間にたまった疲れをリフレッシュしに出かけてみてはいかがでしょうか。



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