月夜の森に
夜の森では、日中には出会うことのない生きものたちが活動しています。
今回は、夜行性の生きものたちについてLABOします。

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家路を急ぐ夜更けすぎ、月夜の中、道路を渡っていく生きものを目撃した!なんて経験をされた方はけっこういるのではないでしょうか。
「猫にしては大きいし、もしかしてタヌキ?」といぶかしく思ったあなた。
しかし今時の東京には、夜行性の生き物がもっといます。それはハクビシンです。

ハクビシンはタヌキに似ていますが、白い鼻筋を持ち、電柱や塀など高いところを好んで歩きます。
なので高い場所を歩いていたら、それはハクビシンの可能性が高いのです。
ちなみにタヌキの正式名称は「ホンドタヌキ」といって、外見はこんな感じです。
「東京にタヌキなんているの?」と思うかもしれませんが、東京23区だけでも千頭近くが生息していると言われています。
皇居の森にもいるんですよ!

タヌキもハクビシンも基本的には人目を避け、夜間に行動する「夜行性」の生きものです。
夜道でけものに出会ったら、不用意に近づかないようにしましょう。
さらに、餌をやらない、捕獲しようとしない、ということも守りましょう。
(彼らは野生の生きもので、人間から餌をもらわないでも生きていけます。)