スローライフが産む景色

森のある暮らしのすすめ 2013.04. 8

秋、実りの季節です。田んぼのあるところでは、収穫が始まって、田んぼの風景も秋らしく変わってきています。

今年は水不足と暑い日が続いたことで、全体的な収量は少ないそうですが、その分、1粒1粒に田んぼの養分が詰まって美味しいお米になるのではないかと期待しています。

 

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(上の写真は2011年の9月上旬)

 

 

東京森都心 多摩ニュータウン東山は京王堀之内駅から徒歩17分ほど。

住宅地の周辺には豊かな里山の森が残されているだけではなく、現役の田んぼも残されています。

西側に隣接する堀之内寺沢里山公園でも、大規模にではありませんが、有志の方たちがお米を育てています。

 

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入口にある管理棟には、ここで田んぼや畑、竹林などを管理している団体「寺沢里山楽友会」の活動スケジュールが掲示されていました。

 

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管理棟

 

120919_004.jpg管理棟の正面には、こんな感じの張り紙が、、、。公園内の竹を使って、竹炭を作って販売しています。

 

 

120919_005.jpg活動日は毎土曜日の午前中。9月は『野菜の種まき』と『稲刈りの準備』のようです。

ちなみに稲干し用の竿竹とは、「はさがけ」「ささがけ」と呼ばれるもので、これに刈った稲を結束してかけていきます。

お米は約1か月天日干しにし、それから脱穀、精米されます。

 

今では刈ってすぐに脱穀、乾燥して市場に流れていくことがほとんどですが、時間をかけて天日干ししたお米はなかなか味わい深く、美味しいもの。

また、そういうスローペースな営みが、多くの人が感じる「日本の原風景」を作り出していたことを考えると、美しい、そしてどこかほっとする景色を作り出せるような暮らし方の素晴らしさに、改めて気付かされるのです。

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